「50歳からの大人の旅行」実践編では具体的な地域を挙げて、大人の皆さま向けの旅行のモデルプランを御紹介しています。今回は「50歳からの大人の旅行 日本の魅力再発の旅」でご紹介した「なら燈花会」に実際に参加するプランを御紹介します。
「なら燈花会」の魅力
「50歳からの大人の旅行 日本の魅力再発の旅」でも少しだけご紹介しましたが、「なら燈花会」の魅力は、なんと言っても奈良の街中が星空輝く夜空のようになるその光景にあります。
ロウソクの優しい炎が燈篭の中で揺らめく様子は、今生きている人間の魂の輝きとも死んだ人たちが迷いなく自宅に帰ってくる道しるべの光とも思えます。
「なら燈花会」の主な開場は奈良国立博物館、東大寺、興福寺、猿沢の池、浮見堂、浅茅ヶ原、浮雲園地、春日大社、春日野園地です。点灯時間は夜7時から9時45分の2時間45分です。
アクティブに楽しむ皆さんの「なら燈花会」
1日目奈良駅―奈良市内宿泊施設―なら燈花会―奈良市内宿泊施設
2日目奈良市内宿泊施設―明日香村―奈良市内―奈良市内宿泊施設
3日目奈良市内宿泊施設―奈良駅
奈良県の観光名所は沢山ありますが、拠点となるのは奈良駅と橿原神宮前駅です。
奈良駅から巡ることができる観光スポットは、燈花会の行われる会場と同じです。夜でも入ることのできる寺社仏閣は昼間行くよりは夜の燈花会で行く方が良い思い出になるでしょう。
では昼の奈良はどこに行くべきか、答えは橿原市内の明日香村です。
明日香村周辺は奈良市内より平均し30mほど標高が高いため夏の暑さを避けて観光することができます。
JR橿原神宮前駅より明日香周遊バスに乗ると今から1500年以上前に作られたと思われるお寺や古墳、温浴施設があります。歴史に知識のない方でも興味を持っていただける、魅力的な日本の宝がこの地域にはまだ残り、古から吹く風の心地良さに心のふるさとを感じることができます。
また、奈良市内では夜の雰囲気をより味わうために燈花会の開場である東大寺と春日大社に来るのも一興です。
さて、いよいよ夜になると奈良の街中は燈花会の雰囲気が盛り上がってきます。
昼の奈良では感じることのない幻想的な雰囲気を感じに春日大社や東大寺の周辺を歩き回りましょう。是非思い出に残る奈良の大人旅をお楽しみください。