単身高齢者の相対的貧困は極めて高く、下流老人といわれる貧困下での暮らしをしている人も少なくありません。
老後の生活に向け、今のうちから下流老人にならないように準備を始めていく必要があります。
まず下流老人になる人の特徴をまとめてみたいと思います。
下流老人になる人の特徴
下流老人になる人というのは、公的年金保険料を今まで納めてこなくて年金が貰えない人や、年金額が少ない人です。
また、パートナーと死別後、単身となったときに貯蓄ができていない人も当てはまります。
そして、普段から貯蓄が苦手であるだけお金を使ってしまう人も当てはまります。
こうした下流老人にならないために、公的年金保険料の滞納があれば、できれば追納をしておきましょう。
パートナーと死別後に生活が苦しくならないためには、夫婦協力して老後の貯蓄管理をしておくようにすると良いです。
貯蓄が苦手という人は、貯蓄分だけを別口座に移す「先取り貯蓄」を行ったり、会社の「財形貯蓄制度」を利用するようにして、貯蓄をする癖を付けるようにしましょう。
老後の生活費、公的年金の不足分は約5万円
また、老後の生活費、公的年金の不足分は約5万円と言われています。
世帯主が60歳以上の夫婦世帯における毎月の支出は税・社会保険料なども加えると約27万円、収入は公的年金などの社会保障給付にその他の収入を加えて約22万円となり、毎月約5万円の赤字となる計算となります。
60歳から85歳まで生きると仮定して、平均月5万円の赤字が続けば、総額1500万円の赤字ということになります。つまり、最低でも1500万円の貯蓄をしておかなくては生活が成り立たないということになります。
充実したセカンドライフを送るために
そして、資産にゆとりがあるという方はセカンドライフでアパート経営や駐車場経営を行って賃貸収入を安定して毎月年金のように得ることも考えてみましょう。
一定の安定収入を得るためにはアパート経営が良いでしょう。
また、予算をあまりかけずに始めるには駐車場経営のほうが楽であるといえます。
アパート経営や駐車場経営をする余裕がなく、老後資金がないといえども、重要となるのは貯蓄額より貯蓄力であるということが言えます。
収入の範囲内で生活をし、更にその中から継続的に貯蓄を増やしていく生活をする力を貯蓄力といいます。
充実したセカンドライフを送るためには、今から貯蓄力を鍛え、生活をしていくことが必要といえるかもしれません。